彫刻専攻の教員が個展を開催します

13319848_1611010342523113_8588886541147434999_n13321948_1611010365856444_1922825128154571479_n

非常勤助教の呉 青峰(ウー・チンフン)が個展を開催します。

呉 青峰(ウー・チンフン)個展
「 無形 」

日時/2016年6月18日(土)〜26日(日)会期中無休 12:00~18:00
※オープニングパーティー6月18日(土)18:00~
場所/広島芸術センター(730−0825 広島市中区光南2丁目17−1)

この度、広島芸術センターでは、呉 青峰 個展「無形」を開催致します。呉 青峰は、これまで「紙」を素材に様々な彫刻作品を制作しています。紙の持つ、しなやかさや軽やかさを生かした、浮遊感のある造形は、観るものを仙境へ導くような不思議な魅力を持っています。呉の言う「無形」なものとは何でしょうか?その「表れ」を皆様この機会に是非ご高覧下さい。(以下、作家の言葉をご挨拶に代えさせていただきます。どうぞご覧ください。)
「無形」とは決まった形がない物である。水は地形や環境の変化によって形を変え、風は葉っぱの動きによって感知され、雲は人間や動物の模様を作り、人の記憶を蘇る。
水、風は地表を削り絶景を「造形」し、人々に感動を与える。その「造形」は水や風の形であり、痕跡であり、表皮でもある。このように無形な物は有形な物を媒介に形として表れる。
それに対して、人間は様々な素材を意識的に手と道具で形を変え、造形する。或いは自然物を配置する事で空間を造形する。
自然の「造形」と人間の造形の違いは人間の意識による物であるか。その二つの造形は融合する事が可能であるか。作品を通じて探ってみたい。                                 呉 青峰