先日の彫刻論では、特別講師に美術家・彫刻家の小谷元彦先生にお越しいただきました。
小谷先生は東京藝術大学大学院彫刻専攻を修了され、現在は同大学の先端芸術表現科で准教授をされています。2003年のヴェネチアビエンナーレや、2010年の森美術館での個展「幽体の知覚」など国内外で活躍されており、近年の日本のアートシーンを牽引し続ける作家の一人です。
今回の講義テーマは「彫刻の意義」について。学生たちにとって「彫刻」という広義的な言葉を解釈することはとても難しいことです。現在、彫刻家として世界で活躍されている小谷先生だからこそ語れる「彫刻の意義」を、歴史を追ってわかりやすくお話ししていただき、学生たちはとても参考になったと思います。
講義終了後は学生の作品をみていただきました。小谷先生の的確なアドバイスに学生たちは深く感心していました。
お忙しい中お越し下さりありがとうございました。