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12.2011

学部3年生塑造実習 講評

本日、3年生の塑造実習の講評が行われました。
この課題では裸婦の全身像を等身ではなく140センチ程に大きさを設定し、約9週間かけて制作します。

これまで首像、胸像、トルソという流れで制作をしてきて、全身像に取り組むのは初めてという学生が多い中、心棒の組み方や全身のプロポーションのとり方にそれぞれが問題意識を持って最後まで取り組んでいたように思います。
全体的に完成度は高くありませんが、人間の形を理解しようと試行錯誤していることを感じさせるものや、粘土の扱いに魅力を感じさせる作品がありました。
その中から、一点秀作を紹介したいと思います。
この作品は全身のバランスやポーズによる重心もとれており、モデルさんの持つ雰囲気をよく表現しています。

来年は卒業制作で等身の全身像を2体制作するので、今回学んだことを十分に活かし、それぞれの課題を克服して欲しいと思います。