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05.2014

彫刻論吉元先生

彫刻論のゲストに吉元正人先生にお越しいただきました。
テーマは「彫刻の価値とは何か—社会において彫刻に何が出来るか?—」。

先生は東京芸術大学を卒業の後、多くの芸術活動をされてきました。
ちなみに伊東教授とは大学時代の同級生です。
現在では岡山を拠点に、主に三菱マテリアルで建築デザインをされながら、彫刻を制作されています。

吉元先生の代表作は、1998年に作られた、この最上稲荷岩盤彫刻《生命の連環》です。
この作品は4年もの歳月をかけて作られた、巨大な岩盤彫刻です。

そして現在では建築デザインのかたわら仏像を主に制作されています。
しかし仏像を展示する事が目的ではなく、空間表現として自身の彫刻作品を使われているそうです。
吉元先生は、芸術家が「美しいものを作りたい」と思う気持ちが大切で、見る人に「美しいものを美しいと気づかせるスイッチを人々に入れさせるのが芸術家」の役割だという、とても大切なことを教えて下さいました。
この度は本当にありがとうございました。
吉元先生のホームページ
www.aokoubou.com
是非ご覧下さい。
(山中)