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05.2011

彫刻論 伊藤誠 先生

本日の彫刻論は、
武蔵野美術大学彫刻学科 教授
伊藤 誠 先生に来て頂きました.

自身の作品について解説しながら
・かたちについての誤解を通してコミュニケーションを図る
・自分にとっても他人にとっても遠いかたち
・どちらにとってもはじめて見るもののかたちにしていく
といった興味深いキーワードがでてきました。
また彫刻が自立するために必要な構造が、
表現内容や主題へ干渉してくるという事態は彫刻にはつきものですが、
アンソニー・カロの「テーブルピース」を例に挙げての、
「どうしてもささえなくてはならない彫刻のさがを、うまくズラす」
という言葉が印象的でした.

また、「持ち歩ける水面」という考え方の作品を持ってきていただき
学生達に体験してもらいました。
どうもありがとうございました。