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11.2011

一年生石彫実習

本日は一年生の石彫実習についてご紹介いたします。
後期に入ってすぐに竹やぶで竹を用いた作品制作をし、続いて石彫実習を行うのが一年生のカリキュラムとなっています。
本実習の課題は石を六面体に加工し、底面を真っ平らにすることです。
この課題は二年次の石彫実習で制作する「首」のための土台となるものですから正確に底面を出すことが肝心です。
一年次の石彫実習は道具作りと、鞴を使用した石彫用無垢鑿(のみ)制作に始まります。それらをこなした後に自分たちが加工する石を二つに割る作業に入ります。
クレーンを使って作業場所を定めます。
石の中心線に石割り用の穴を開けます。
開けた穴に矢という石割り用の鉄を入れ、それを大きなハンマーで叩きます。
無事に石が割れたところに土井助教のチェックが入ります。
かなり奇麗に割れた様です。
石が割れるタイミングは石彫専門の土井助教でも分からないくらい突然割れるそうです。
これからが石彫実習の本番となるので、首像制作の前に基礎の技術をしっかりと身に付けてもらいたいと思っています。