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12.2011

二年生塑造(トルソ)心棒&一年生石彫講評

先日ご紹介した、二年生の講評の後、彼らは現在裸婦人体(トルソ)の塑造に取り組んでいます。
半年ほど前(6月28日)に一年生の人体塑造の心棒をご紹介しましたが、その時の記述の通り本学では塑造を取り組む際に心棒(芯ではなくあえて心と書きます)制作に力を入れます。
今回のポーズは立ちで、左足重心で左腰に左手を当てたポーズです。
モデルが裸なのでポースはお見せ出来ないのですが、心棒の秀作をご紹介します。本作は上半身の動きを大きく出しすぎていますが、人体の特徴をよく表しています。

本作はボリュームに欠けますが、人体の芯に動きをよく捉えています。
これから粘土付けですが、これらの特徴を活かして肉付けしていく必要があります。
続いて一年生の石彫実習の講評です。
今回の課題は与えられた石の塊を、総ての角が90°の六面体(角柱)をつくることでした。
実習期間と手彫りという制限があり、総ての面に磨きをかけることは不可能でしたが、次回の石彫実習の課題である首を制作するための底面出しまではできました。
講評では何故文明が発達し、機械で出来ることを手で行う必要があるのかなどという話から彫刻家にとって大切な心構えなどの話が前川教授からあり、学生達は真剣に聞き入っていました。

今回の実習の成果です。

そして後片付け

次回は首の塑造で、二年次の石彫実習の原型にもなります。