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06.2012

一年生塑造実習

 ご無沙汰してます。非常勤助教の山中です。
1年生の塑造実習『胸像』が先週の火曜日から始まりました。
先週ヌードモデルのデッサンを終え、今週は塑造の核となる「心棒」を制作しました。
本学彫刻専攻ではこの心棒制作にこだわりを持っており、心棒を作る段階で人体の構造や動きを捉えて欲しい、ひいては本当の意味での「人体の芯」を制作者各々に捉えて欲しいという思いがあるのです。


こちらの二点は今回の秀作です。
一つ目(上)はもう少し踏ん張りを見せて、さらに上を目指して欲しかったというのが私の意見ですが、頭部の作りとモデルの動きをしっかりと捉えているところが高く評価できます。
二つ目(下)はモデルの動きを忠実に捉え、内部の構造(骨盤や肋骨など)のつくりを感じさせるため、時間を掛けて心棒に取り組んだ成果が出ているように思えます。
粘土付けにも期待しております。
(山中)