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06.2011

1年生 金属実習講評及び塑造心棒

6月3日(金)予定通り鉄板を用いた彫刻制作(動物)の講評が行われました。
本実習は入学して始めての課題だったため、溶接、溶断の練習に始まり、金属を加工する為の道具製作、金属板を三次曲面に加工する技術の修得に1ヶ月ほど用いました。そのため実質3〜4週間ほどの短い制作期間の中で、それぞれが価値のある、良い作品を制作してくれたことに非常に満足しております。
個々の作品に関しては詳しくは触れませんが、興味のある方は8月のオープンキャンパス及び10月末の学祭での展示を見に来て頂けたら幸いです。
伊東教授の話に聞き入る1年生

個々の作品に講評を行う伊東教授
和やかなムードで行われた伊東教授による講評はとても明解で、また学生への今後の期待が満ちあふれており、1年生にとって非常な学びとなったであろうと思います。
作品は未完のものが多いですが、完成するまで頑張ってもらいたいと思っています。
次に今行っている課題についてです。
前期は金属実習と塑造の二つが課題に挙げられているため、現在は塑造実習(人物モデルの胸像)を行っています。
本学では塑造を行う際、骨格・構造を理解し、その上で粘土による肉付け法と空間構成を学んでいきます。
そのため心棒作りに力を入れており、単に粘土の支えにするためだけの心棒は作りません。


この心棒は人体の内部構造をよく把握しており、頭部、頸椎、肋骨、腰部が明解に表されている秀作です。
粘土による肉付けに期待出来ます。