1年生は道具作りの後、いよいよ石を加工する作業に入りました。
割った石の面を整え、これから立方体にしていきます。
まずは基準となる一面を出すところから。
これは、正確な平面を出す為に行う「ねじれ取り」という作業です。
なるべく狂いの無い様に、二本のサシを使って直線を引きます。
線が引けたら、石頭とコヤスケという道具と使って、角の余分な石を落としていきます。
その後、コヤスケの先端で角を整え、面にある余分な石を鉄鑿で彫っていきます。
自然物を彫刻の素材に扱うとき、思う様にいかないこともありますが、その分魅力も多くあります。一つ一つの工程を丁寧に行い、地道な作業の繰り返しの中で、石を扱う技術を身につけて欲しいと思います。
夕方の石場の様子。4年生の卒業制作が進行中です。
10月も後半です、風邪を引かない様に皆さん気を引き締めて頑張りましょう!
(七搦)
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10.2012