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05.2013

第5回 彫刻論

第5回目の彫刻論は、彫刻家・安藤栄作さんを迎えての講義でした。

安藤さんは東京芸術大学を卒業後、長い間福島県で制作活動を続けておられましたが、2011年の東日本大震災の津波で家屋を失い、原発事故をきっかけにそれまで住んでいたいわき市を離れられたそうです。その後避難先を転々とし、現在は奈良県明日香村にて作家活動を再開され、精力的に展覧会を開催されています。
講義では、自分にとって彫刻がどういった存在であるか、またご自身が彫刻を制作する上で大切にされている要素について語って下さいました。

中でも、震災直後の制作現場や作品にまつわるエピソードは印象的でした。
講義の後は、院生を中心に個別で作品を観て頂きました。
お忙しい中、広島までお越し頂きありがとうございました。
来週は、彫刻専攻の伊東敏光教授です。
日時 5月16日 10:40~12:10
場所 彫刻専攻資料室(532)
(七搦)